レプリコンワクチンとは

大分大とVLPTジャパンが開発している「レプリコンワクチンは自己増殖RNA(レプリコン)技術を用いていて、既存ワクチンの1/10でも体内で十分な抗体が作られる特徴との事!


新型コロナの「レプリコンワクチン」は少量の接種でも体内で十分な抗体がつくられ、持続時間も長くなることが期待されるもの 米新興メーカー、VLPセラピューティクスの日本法人が大分大学など国内6機関と共同で研究開発中 早ければ10月に治験開始

大分大学と創薬ベンチャー「VLPTジャパン」が共同で開発

少量接種(他社ワクチンの10分の1)で済む理由は、投薬後、勝手に抗体が増殖し、副反応が起こる可能性も低いとの事

これらの情報を元に色々調べていこうと思う



VLPTは、2013年、世界の「満たされていないメディカル・ニーズ」に応え、従来のワクチン療法を一変する革新的な治療法の開発を目的に、米国立衛生研究所ワクチン研究センターでワクチンの研究・開発を行っていた赤畑渉CEOが設立しました。



現職
VLP Therapeutics CEO, Founder
VLP Therapeutics Japan 代表職務執行者、創業者、最高研究開発責任者
東京工科大学 客員教授
京都大学 医学研究科 特任准教授


経歴
1997年、東京大学教養学部基礎科卒業後、京都大学大学院人間環境学研究科に入学、速水正憲教授のもと HIV ワクチンの開発研究、博士号取得。
2002年から2012年まで、アメリカ国立衛生研究所(NIH)ワクチン研究センターに勤務。
2009年よりウイルス様粒子(VLP)を使ったチクングンヤ熱のワクチンを開発する。研究成果の論文が、英科学誌「Nature Medicine」に掲載され(VLP の写真が表紙を飾る)、世界的に注目される。
2010年、チクングンヤウイルスワクチン開発で NIH ワクチン研究センター賞。
2012年、同ワクチン他3種類のアルファウイルスワクチン開発で NIH 最高の賞である NIH Director’s Award を受賞。
2013年に VLP を使って新薬を開発するため、米メリーランド州(ワシントン DC 郊外)に VLP Therapeutics(VLPT)を創設し、CEO に就任。
2018年、文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)より科学技術への顕著な貢献を表彰する「ナイスステップな研究者」に選定。
2019年2月、VLPT が独自技術で開発したマラリアワクチン候補の新規物質の臨床試験を開始。
2020年6月、VLP Therapeutics Japan 合同会社(VLPTJ)を創設し、代表職務執行者に就任。
2020年8月、日本医療研究開発機構(AMED)「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」2次公募で VLPTJ 課題「自己増殖RNAテクノロジーを用いたわが国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」が採択され、治験開始に向けて研究開発を進める。

同氏が開発した独自のVLP(ウイルス様粒子)*1を基盤として、がんに対する治療ワクチンと、マラリア、デング熱、新型コロナウイルス感染症(以下、「COVID-19」)に対する予防ワクチンの研究開発を進めています。本資金調達により、VLPT が米国で進めるがん治療ワクチンの研究開発を加速させ、早期の治験開始・実用化を目指します。

*1:Virus Like Particlesの略称。ウイルスのゲノム情報を含まないウイルスの殻と同形の無害な粒子。無力化したウイルスと同形のVLPを体内に投与することで、免疫反応を起こし予め抗体を作らせる。


また、同社100%子会社のVLP Therapeutics Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表職務執行者:赤畑渉)は、2020年より国立研究開発法人日本医療研究開発機構の支援により、COVID-19に対するワクチンを、VLPT の自己増殖RNA(レプリコン)技術*2を用いて研究・開発中です。






現時点で、ワクチン開発者が懸念を示しているのが、特定のウイルスにしか反応しない特異性人工抗体が永続的に消えない事。また、それに伴い、自然免疫抗体の働きを邪魔して、免疫機能が停止し、結果的に変異ウイルスの侵入を助けてしまい(ウイルス保有量多)、ウイルスをまき散らす人が増えるという現象を警告してる訳です




当初、スパイクタンパク質を取り込んで生まれた人工抗体は、一定期間が過ぎたら消えるはずと考えられていたのが、今現在、永続的に残り、何にでも対応できる万能自然抗体が抑えられてしまっている(副反応がないように見える)

そう考えた時、問題は人工的に投与された抗体、あるいは内部でmRNAによって生み出された特異性抗体が存在する事が、本来の人間の免疫機能を黙らせるという可能性を意味してます

そこにきて、副反応が起こる可能性も低い というのは 免疫反応が無くなるという事を意味している?

というのはあくまでも私の勝手な考察の想像なので信じないでください

少量接種で勝手に人工抗体が増える?いつ消える?もともとの自然免疫を抑え込まない仕組みなのか?

大事なのはそこだと思います

もちろん、新薬なので大丈夫!と無責任に言ったら逆に信頼できませんけどね(副反応などの安全性を確かめる治験は本来10年くらいは必要らしいよ?)
レプリコンはDNAワクチン?

レプリコン(replicon)は、単一の複製起点(英語版)から複製されるDNA分子またはRNA分子、あるいはDNAまたはRNAの領域のことである。


真核生物

真核生物の染色体では、1本の染色体に複数のレプリコンが存在する。ミトコンドリアの場合、レプリコンは2つの別々の起点を持つ一方向複製を使用しているため、レプリコンの定義はやや混乱している。

補足:ミトコンドリア

ミトコンドリア は真核生物の細胞小器官である。二重の生体膜からなり、独自のDNA(ミトコンドリアDNA=mtDNA)を持ち、分裂、増殖する。mtDNAはATP合成以外の生命現象にも関与するほか、酸素呼吸(好気呼吸)の場として知られている。また、細胞のアポトーシスにおいても重要な役割

【形質転換】より

DNAの遺伝情報が次代の細胞に伝達される。入ったDNA自体がレプリコンrepliconである場合,そのDNAは容易に安定化する。レプリコンとは,その分子内に複製に必要な構造(DNA複製酵素が認識して複製を開始する部位)を持っているもので,例えば細菌の環状DNAはレプリコンである

【DNA複製】より
…1.4mmの染色体を複製するのに約40分かかる。 大腸菌の染色体のように,一つの複製開始点をもち,そこからの複製開始を制御する一群の因子を伴う複製単位としてのDNAをレプリコンrepliconと呼ぶ。ウイルスやプラスミドのDNA,あるいはミトコンドリアや葉緑体に含まれるDNAもまたレプリコンであり,それぞれ独特の制御をうけている。




 

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