スパルタスロン2007からの手紙


スパルタスロン2007からの手紙・




No.52CP:NESTINA ネスタニ

(172.0キロ) 

  
制限時間 翌日07時30分
 

この区間が一番寒い。例年外気温度が5℃前後に下がります。早めのタイミングで、ウインドブレーカーを手に入れましょう。 

ネスタニ村の広場にNo.52CP(172?)のエイドステーションがあった。 



アテネ市街を走るアロハ!



No.60CP:TEGEA デケア

(195.1キロ) 


制限時間 翌日11時00分
 

長い一本道が続く。前後にランナーの灯りは全く見えず、コースを示す矢印もなかなか現れない。道を間違ったのではないだろうか…。不安がつのる。 


道を間違うと精神的ダメージが大きいから標識を見逃さないように。 

やっと約4キロ先に、エイドの灯りが見えた。ホッと一安心。 
195キロ地点、テゲアのエイドは村の中央にあった。 

そしてこれから選手を待ちうけている最後の試練……それは、1000mの山越えです。 

テゲアを出ると1000mの山が立ちはだかる。 

アテテ市街を激走するKODANさん



最後の峠は、No.67CP(218.6?)までの300mの上り。 
それからスパルタまで一気に700m下る。 

今度は舗装道路だから走り易いが、ダラダラと上りが延々続く。そして暑い。日陰は全くない。 
エイドでミネラルをボトルでもらい持って走る。飲むより頭や足に掛け方が多い。 

強烈な睡魔が襲うのがこの区間です。 

足がよろめき路側帯から落ちないように注意しましょう。 

「睡魔は、時間が経てば去っていく」を肝に明記して、とにかく耐えることです。もう少し、頑張りましょう! 

どうしても我慢できなければ、とにかく次のCPまで自力で進んで、休ませて頂きましょう。5分でも寝るだけでもかない違います。 

間違っても、道路などガードレールにもたれかかて寝ているランナーを見受けられる。とても危険なので注意します。 

No.66CP: (222.5キロ)  
制限時間 翌日15時30分 

あと10キロ。眼下にスパルタス市が広がる。 
スパルタに向け坂を淡々と下る。 

対向車線の車から祝福のパッシングやクラクションが鳴る。 
その度に、拳を空に突き上げてそれに応える選手の情景は忘れることができません。 

スパルタの市民は、このスパルタスロンの歴史と過酷さをよく知っているため246キロ走ってきたランナーを憧憬の念を持って迎えられます。 

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