アーカイブ:ピースランウルトラチャレンジ2015 (2Days)
PEACERUN 2015 2Days
小倉駅にはお昼頃にたどり着いた。
ジワジワと暑さが体力を侵食していく。
体力温存として昼より夜に走行距離を稼ぐ戦略であることから、
予定したように駅前のネットカフェで仮眠を取ることがことにした。
ネットカフェを選んだ理由には24時間営業であるだけでなく
冷房が効いていてソフトドリンクが飲み方だ。
アイスクリームも無料。
シャワーも無料、そして仮眠ができることが選択した理由でもある。
食欲はまだあり体力の消耗はあるものの
仮眠でどれだけ体力が回復するかにより二日目の山場だ。
この区間を簡単に紹介しよう。
福岡県は小倉をスタートして直方、飯塚。
福岡県と佐賀県の難所 冷水峠越え
鳥栖から佐賀競馬場までの約100kmが
本日のコースとなる。
小倉を午後4時にスタートして一路佐賀県鳥栖市を目指す。
飯塚駅前を通過時間が午前11時を過ぎていた。
思ったよりも涼しく感じた。
すでに夏の終わりを感じていた。
涼しさのおかげで体調も改善されて思うように走れることに気が付いた。
熱中症に十分に注意した対策が効果を現れてきたようだ。
難所冷水峠は鬼も泣くほど危険な峠である。
夜間にはできるだけ避けたい峠であるが、どうやっても避けることができない。
福岡県と佐賀県の最短コースを選ぶと、この冷水峠を通過しなえればならない。
何が凄いって、歩道がない。
照明もない。
貨物トラックが全開で登り降りるする峠・・・・これが冷水峠だ
ランナーはトラックの照明を発見すると、足を止めて車道から逃げなければならない。
夜間の峠越えはトラックの運転手にとっても難所な峠
両サイドの白線を頼りに下ってくる上るので、車両と白線がギリギリに接近するので
ランナーには走る余裕もなくただどちらかの方向に身体を逃がさなければならない。
万一間違えると命の危険を感じる。
冷水峠越はアプローチが長い。
月の明かりも頼りにしたいのだが、鬱蒼とした木々の枝葉に隠されて
まさに漆黒の闇の中に落ちていく感覚がある。
僕は軽量化したためにリックの中にライトなどを持ち合わせていない。
ここで改めて後悔はしていた。
自分の存在を知らせるしかない。
恐怖の冷水峠を越えれば佐賀県鳥栖市も近い。
明け方午前4時過ぎに鳥栖市に入るが、道を間違えたことに気付いた。
ナビの調子があまりよくないようだ。
佐賀県鳥栖市に在住のチームメイトから
僕の現在位置などのメールが届くが、今の現在位置が不明なので
申し訳ないが鳥栖駅を通過して佐賀県に向かう。
時間的にはすでに午前6時を過ぎて
ようやくコースに戻ることができた。
暑さも半端ないのでスーパーマッケトがあるので
何としても身体を冷やさなければならない。
のども乾いたし、トイレも済ましたし、でギンギンに冷えた八等分されたスイカを購入した。
しばらくして屋外にでると、
チームメイトの彼が僕を発見してくれた!!
片手にはスイカ、片手にはビール
あまりかっこよくないとこで彼に遭遇したことがなんだか楽しい。
お昼も近いので二人で、少しジョグしながらお店を探した。幸い中華のお店があったので
簡単な食事をすませ暫しの談話を楽しんで別れることにした。
佐賀競馬場を過ぎてしばらくすると
信号待ちしてくる僕のリックにはピースラン
広島⇒長崎 全長430mのゼッケンを貼っていたので、それに気が付いたのだろう。
簡単な挨拶してお別れしたのだが、しばらく走ると僕を彼は待っていてくれた。それも
彼ひとりではくサポートクルーも数名で僕を迎えてくれた。
その中にハンドサイクリスト永野明さんが声をかけてくれた!
彼とは初対面であるが、僕のこれまでのピースランに感銘したらしく
いろいろと質問してくださる。
あまりゆっくりと話ができないもどかしさを感じる。制限時間83時間を考えながらの
事情を説明してお別れすることにした。
別れ際に、彼は中身が凍ったペットボトルを頂いた。
炎天下の氷がどれだけありがたいことか?
長崎平和公園で会いましょう!と言って後にした。
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