太宰治巡礼マラニック

三鷹陸橋
太宰治巡礼マラニック
私がこの陸橋の存在を知ったのは、10年位前に吉祥寺東急百貨店で行われた
「太宰治展」でした。展覧会では太宰の写真が沢山飾られていました。その中の1枚に
この三鷹の陸橋で佇んでいる写真があって、なぜか惹かれるものを感じました。
でもそれ以来、遠い場所では無いのに実際に訪れる機会は中々ありませんでした。
昨年だったか、ある雑誌で再びこの写真を見て、やはり一度は訪れたいと思うようになり
先日、念願かなって見てくることが出来ました。





陸橋ですので、JR中央線「三鷹駅」の北口からでも、南口からでも、どちらかでも行けるのですが、
私は北口から上って、南口に下ろうと思い北口から行きました。
JR三鷹駅を出て、武蔵堺方面に向かうと6分くらいで陸橋が見えてきます。
太宰治はこの陸橋が好きで、よく来ていたそうです。
三鷹駅は荻窪、国分寺と並んで、中央線の中でも高架では無い比較的珍しい駅です。
又、中央快速線が走り、総武線、地下鉄東西線の発着駅でもあり、三鷹電車庫もあるので
線路が何本もあって線路面が非常に広い所です。
その為、この陸橋の長さも結構あるのです。現在でも三鷹の街の人々の重要な橋です。
階段を上って陸橋の上に行くと、そこには予想外のほど人が溜まっていました。
どうやら、鉄道ファンやお子さん達の電車見物の恰好の場所になっているようです。
その人達に加え、太宰ファンも来ているのだと思います。
太宰の写真のコピー片手に、太宰の写真は陸橋のどの辺りから撮ったもかを検証したくて
ずっと歩いて行きました。橋の南側に近い所に、それらしき場所がありました。
写真では、太宰はどこかを眺めていますが、一体どこを眺めていたのでしょう。
そして何に思いを馳せていたのでしょう・・。
この場所から、晴れた冬の朝など富士山がよく見えると知人から聞きました。
太宰もきっと富士山を眺めていた事と思います。
陸橋の左右から見える風景は、太宰の時代とは全く違うものになっている事でしょう。
そんなことを思いながら、太宰がたたずんでいた辺りで私も彼方遠くを眺めていました。



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