新型コロナ出口戦略の数理的考察

新型コロナ出口戦略の数理的考察
r: 基本再生産数
a: 抗体保有率
c: 接触率
病院のキャパが問題ない水準になったら
c = 1/{(1-a)r}
を維持するように接触率(経済活動)の制限を段階的に緩和すればよい。aは徐々に増え、ウイルスが変異で弱まればrも小さくなるので、cを大きくしていける。


米国の保守には、経済活動を今すぐ全開にしろという人が多い。彼らは指数関数の怖さを分かっていない。一方、日本の対策は、検査数を絞ることも、クラスター潰しも、接触率の制限も、極めて数理的合理性に基づいて行われている。これを批判している人は、数理能力の低い人か、政府を叩きたいだけの人。


新型コロナで死ぬ人より経済で死ぬ人の方が多いと主張する人は、数学リテラシーに乏しいのだろう。この両者を比較するとき、私の頭にあるのは指数関数と積分。これらが念頭にあれば、そういう主張は安易にできないはず。経済で「数」を論じるなら、指数関数と微積分ぐらいは理解しておくべきだろう。
































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