BCGワクチンと新型コロナ


BCGワクチンと新型コロナ

BCGは結核予防に使われるワクチンです。ヒトに対する毒性のない牛から作られた結核菌を打つことで結核に対する抗体を体内に作るのです。

つまり毒性の無い結核菌で免疫、白血球を刺激して本物の結核菌に対して対抗出来るような強靭な身体ににするんです。

それを日本では1歳までに行ってます。しかし、それが、何故新型コロナウイルスと関係あると言われているのでしょうか。



■膀胱癌の再発予防にもBCGが使われる

早期の膀胱癌の経尿道的な内視鏡手術の後に再発予防としてBCGワクチンを膀胱内に注入します。

何故結核予防のBCGが膀胱癌の再発に使われるのでしゅか?

この答は
BCGによる免疫の賦活化・活性化でした。

つまり、BCGワクチンによって膀胱内が毒性の無い結核菌にさらされる⇨膀胱内の免疫・白血球が刺激される⇨癌の再発予防につながる、

ということです。

癌と免疫がイマイチ繋がらないかもしれませんが、初期の癌細胞は白血球が食べて消してくれるのです。

健常な方にも癌細胞は出来ます。
ですが白血球が食べてしまっているため癌細胞が増えて腫瘍・固まりにならないのです。

もちろん膀胱癌に対してのBCG膀胱内注入療法は保険適応であり、再発予防に効果があるとしっかり結果が出ております。

臨床結果として、BCGワクチン注入を選択した方とそうでないと方との再発率の差は明らかでした。

■ BCGワクチンが新型コロナウイルスに対しての抵抗力をくれたのではないか。

結核菌に対するワクチンで白血球・免疫が活性化され癌の再発予防に効果がある、という事実と、

BCGワクチンの接種を義務化している国とそうでないと国で重症化率、致死率の圧倒的な違いが生まれていることから、BCGワクチンは新型コロナに効く仮説が生まれました。

実際オーストラリアではBCGワクチンと新型コロナワクチンに対しての研究を開始しているようです。

この仮説は個人的な見解です。

BCGワクチンを大人に対して打つことを推奨しているわけではございません。基本的にBCGワクチンは生後1歳までに打つことを推奨されております。

この仮説があるから外出しても良いということには決してなりません。緊急事態宣言も出されております。今後も引き続き新型コロナウイルスに対する感染対策を行っていきましょう。

新型コロナウイルスに対しての徹底した感染予防対策を励行することを忘れてはならない。

■まとめ
東欧や南米の死亡率の低さを合わせて考えると、BCGワクチン仮説は正しいと思います。

膀胱がんの再発防止にBCGを膀胱内に注入するのも、よく知られたことですし。

BCGが細胞性免疫を活性化してくれている、と考えます。

いったん血栓が発生してしまったら細胞性免疫は関係なくなりますね。

だからウイルスが血管内皮細胞に感染するなどの、初期のウイルスの動態を抑制する作用があるのではと推測します。

そこから、BCG接種者はウイルス感染リスクが少ないと予想します。










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