自民党一択: 数の洗練、あるいは高市早苗という最後のリアリズム
数の洗練、あるいは高市早苗という最後のリアリズム
僕は、レッテルという名の檻を憎悪している。 「保守」だの「右翼」だの、あるいは「愛国」だの。知的な怠惰が産み落とした安易な記号に、僕の観念を閉じ込めさせるわけにはいかない。

日本の文化や伝統を守る。
その行為に、大層な名前など必要ない。それは呼吸と同じように、当たり前の生存戦略でしかないからだ。
僕が求めているのは、甘美なスローガンでもなければ、情緒的なナショナリズムでもない。 この閉塞した国を動かすための、圧倒的な「物理量(数)」と、停滞を切り裂く「速度(スピード)」。
それだけだ。
かつて、僕は絶望していた。 増税の重圧を眼鏡の奥に隠した男や、品性を欠いた食事作法を晒しながら居眠りに耽る男。
自民党という組織が垂れ流す腐臭に、僕は吐き気を催していた。その反動として、参政党や日本保守党という新興の物語に、一縷の望みを託した時期もあった。
しかし、幻想は剥落した。
今、僕の視界には、冷徹な現実が横たわっている。
1. 「百田商店」という名の限定市場 日本保守党。
それを「政党」と呼ぶには、あまりにも個人的な熱狂に依存しすぎている。 それは結局のところ、「百田商店」という名の、会員制のサロンに過ぎない。
* 属人性の限界
組織の背骨があるのではなく、一人の表現者のキャラクターが背骨になっている。
* 「消費」される政治
支持者は政策を買っているのではなく、百田氏が振り回す「言葉の快楽」を消費しているに過ぎない。
* 数の欠如 商店の規模で国は動かせない。
政治とは、志を共にする「数」の集合体であり、特定の誰かを囲むファンクラブではないのだ。 そこに未来を期待することは、貴重な一票を深い溝に投げ捨てる行為に等しい。政治はエンターテインメントではない。
2. 神谷宗幣、二枚舌という名の詐欺的演出
参政党の神谷宗幣。彼が「詐欺師」と呼ばれる所以を、僕は冷めた目で見つめている。 彼が弄する言葉は、常に「二枚舌」という構造を持っている。
* プラットフォームという偽装
「国民が主役」と言いながら、実際には異論を排除する硬直した独裁的運営。
* 不安の換金
人々の孤独や不安を刺激し、それを党費や寄付という形で効率的に回収するシステム。
* 物語の破綻
初期のボードメンバーたちが次々と去っていった事実は、その物語が「内側から腐敗していた」ことの何よりの証左だ。
彼が語る理想は、実装されることのない未完成のプログラムだ。バグだらけのソフトを、あたかも次世代のOSであるかのように売りつける手法。それを詐欺と呼ばずして、何と呼ぶべきか。
3. 「数」と「スピード」:高市早苗という必然
政治の本質は、情緒ではなく数理にある。 いかに高潔な理想を掲げようとも、議決権を持たない叫びは、虚空に消える雑音でしかない。
安倍晋三という巨大な重力が消えた後、その正統な系譜を継ぐ高市早苗という存在が浮上したとき、僕の観念は結晶化した。
彼女が総理の座に就き、その政策を完遂させるためには、何が必要か。 それは、自民党という「巨大なインフラ」を彼女の武器として提供することだ。
* 政治は「数」である
法案を通し、予算を執行し、外圧を跳ね返す。そのすべての根拠は議席数にある。
* 実行の「スピード」
新興勢力が数十年かけて積み上げるプロセスを、自民党右派が党内の中枢を握ることで、一気にショートカットできる。
* 現実的な日本人ファースト
情緒的な「日本万歳」ではなく、経済、安全保障、エネルギーの観点から、冷徹に「日本人の利益」を最大化させる。
4. 自民党一択という、血を流すリアリズム
自民党が嫌いだ、という感情論に浸っている時間は、もう僕たちには残されていない。 腐敗した部分があるのなら、それを内部から浄化し、高市早苗という鋭利な刃を振るわせるための「力」を、僕たちが与えるべきなのだ。
* 野党や新興勢力への一票
それは「抗議」にはなるが、「変革」にはならない。
* 自民党への投票
それは「高市政権」という実弾を装填する行為だ。 政治とは、汚れ仕事だ。綺麗な手をしたまま、この国を守ることはできない。
かつて僕が嫌悪した自民党という器を、高市早苗という意志で満たすこと。それが、今の日本において最も効率的で、かつ唯一の「日本人ファースト」を実現する手段である。
結び:
漂流を終え、最前線へ 僕はもう、期待という名の麻薬を売る「商店」や「詐欺師」には関心がない。
必要なのは、明日、この国の形を変えることができる「実権」だ。
「数」を持ち、「スピード」を加速させ、高市早苗というリーダーを支える。
そのためには、自民党という巨大な怪物を乗りこなし、僕たちの観念を現実に叩きつけるしかない。
自民党一択。
それが、僕がたどり着いた、最も静かで、最も激しい結論だ。



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