日本を憂う

日本の企業も地に落ちてしまった感がある。

政治も企業もどこか変だ?
日本国の行く末に憂いてならない。

過去を振り返れば、日興証券・西武鉄道・ライブドア・大王製紙と続いて、次はオリンパスと来れば次はどの企業だろうか?

過去粉飾決算した企業は、そのまま倒産や合併などで社名が消えている。
その企業で一生懸命働いていた社員の皆さんや家族を思うと、
企業とはいったいなんだろうと思えてならない。

”コンプライアンス”この言葉が、、忘却の彼方に捨てた企業家たち・・・それが日本に存在する。

硬直した政治は、党利党略に終始し国民の生活をなえがしろしている。同様に、
企業にも社員の生活など眼中にないだろうか。

これまで年功序列の人事体系が良くないと言えば、やれ・・・実力主義だとか能力主義と言っては経営者は語気を強めている昨今。

社員は本当に働くことへの意義などが希薄になり、愛社精神なるものが陳腐化してきているのではないだろうか?

今話題のTPPなる論議も、要は経済ブロックを創設することであり、ブロック内の壁を低くすることにその主眼がある。つまり、仲良しクラブだ。

国の壁は低くなれば、外国からの労働者も流入してくる。
一方では能力のある人は外国企業に流出しまうことになる。企業も人材も混沌とした世界が存在していくわけだ。

人材の競争が、地球規模に拡大してくるのは容易に推察できる。富のある者はさらに豊かになり、貧乏人はさらに生活に困窮していく。

新聞によれば日本の生活保護世帯数は200万件を突破したと聞く。それも若い世代が多くを占めているから厄介だ。この数字は、戦後の混乱期のに匹敵するらしいと聞くと、心中穏やかではない。

また、日本人の自殺率はご存知通りに年々増加して3万人を突破する勢いである。

自分だけ良ければそれでよいとする自己中心的な人間や損得勘定で行動する拝金主義的な者たちがますます増えてきているのではないだろうか?

日本本来の原点に戻れとは言わないが、これからの世界はさらに殺伐としたことにならないことを願ってやまない。

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