「作品第1004番」 宮澤賢治
今日は一日あかるくにぎやかな雪降りです
ひるすぎてから
わたくしのうちのまはりを
巨きな重いあしおとが
幾度となく行きすぎました
わたくしはそのたびごとに
もう一年も返事を書かない
あなたがたづねて来たのだと
じぶんでじぶんに教へたのです
そしてまったく
それはあなたのまたわれわれの足音でした
なぜならそれは
いっぱい積んだ梢の雪が
地面の雪に落ちるのでしたから
Vocalise(ボカリーズ)をご存知でしょうか?
歌詞のない母音だけでうたわれるクラシック歌曲の総称とのこと。
哀愁に満ちた、心の奥底に染み渡る悲しげな旋律が特徴的で、とても印象的な曲です。
特に、Sergei Rachmaninoff(セルゲイ・ラフマニノフ)の奏でるピアノ曲が素晴らしい。
ひとり夜の深夜には、ふさわしい一曲。
とてもいいものを、貴方に聴かせてあげたい。
こんな馬鹿な僕でも・・・・・あなたに聴かせたい。
”ごめんね”と・・・素直に謝りたい。
”ごめんね”
知らぬ間に人を傷つけてしまった・・・馬鹿な奴!
気持ちは、素直に言葉で表さなければいけない。
”ごめんね”と・・・。
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