SPARTATHLON2009苦い思い出@麻薬所持で身柄拘束!!
不幸とは突然に訪れるものです。
それも、関西空港で、その不幸に遭遇するとは・・・。
完走できなかったスパルタスロンに落胆して帰国したその日(9月30日)に・・。
私は、麻薬容疑で身柄を拘束されました。ほんとに突然です。
入国審査を通過して、機内荷物を受け取るためにグルグルと回るコンベヤーを眺めていた。
なかなか荷物が出てこないこと荷物にイライラしていた。
後で分かったことだが、麻薬犬による荷物チェックが行われていたらしい。
それにより荷物の搬出作業が遅れて時間を取られていたのだ。
入国審査官による荷物チェックを受けるために、カウンターに立った。
審査官は若い女性であった。荷物をカウンターに置くように言われ、指示通りに従うとすぐに別の若い男性審査官が現れた。
何事かといぶかる私に、彼は静かに言った。“申し訳ありませんが、別室まで来ていただけませんか?”と、物静かにそして冷静に言葉をかけてきた。
“別室ですか?”と、何事が起きたのか私には理解できなかった。
これは職務質問だなと・・・すぐに悟った。
何か疑わしい物を、バッグの中に収納した記憶がない。
大人向けの雑誌はないし、薬物も心当たりないし、輸入禁止された品物も存在しないし・・・・私は心の中で自己質問を繰り返していた。
歩いて数分・・距離にして50メートル離れた部屋に通された。
中に入ると、正面奥に年配のベテラン審査官が、苦虫を噛んだように座っていた。
机が三つ並べられた真ん中に彼はいた。
その部屋の右側の壁に、カーテンで仕切られた区画が三つあった。
仕切られた区画には机と椅子があり、椅子は向かうあうようにニ脚ある。
やはり、これは職務質問だと悟った。
私にあらぬ嫌疑がかけられているのだ。
若い審査官が、“椅子に座ってください。“と、誘導してくれる。
ここは素直に聞くしかない・・・別に人に後指を指される悪事をやっていないので、堂々とした態度で受けることにした。
若い審査官は、厚いクリアーファイルを机に置いた。
ページをめくり嫌疑となる事項が書かれた書面をいちいちと説明する。
”心当たりありません?“と、ページをめくるたびに同じ言葉をかけてくる。
“心当たりありません!”と、私は機械的に答えるのみ。
文面に書かれたことは、麻薬や拳銃、覚せい剤、ポルノ雑誌など違法と思われるすべての事項が記述されていた。
最後のページが終わり、若い審査官は静かに言った・・“麻薬犬があなたの荷物に反応しました。
よって荷物の中をチェックさせていただきます。”
“麻薬犬?“・・・私は、麻薬容疑がかけられていることが、ここで初めて知った。
若い審査官は、荷物のファスナーを明けた。
ファスナーを開ける金属音が、部屋のなかでこだましたように私は聞こえた。
すべての物が、バックから机の上に並べられた。
携行された物を隅々まで調べられた。
そのとき、携帯電話が鳴った。
すでに、到着ロビーで、私を待っているチームメンバーであることはすぐに理解できた。
“携帯電話に出てもよろしいですか?あまりにも遅いので心配した仲間からコールだと思います。”と、許可を得るために質問した。
“申し訳ありませんが、あとにしていただけますか?”若い審査官は、仕事を優先するようだ。
仕方なくコールされるままの携帯電話を横目に、開けられたバックに視線を向けていた。
最後には、私は立たされ”ボ-デーチェック”が,全身隅々まで行われた。足裏から股間や背中など、あらゆるものが対象だ。
あまり気持ちのよいものではないが、容疑を晴らすには我慢するしかない。
約20分程度の取調べが終わった。
先ほどまで苦虫を噛んだような年配の審査官が席を立ち、ことらに寄ってきた。
すぐに表情が柔らかになるのが分かった。
彼は、私の机の前に立った、“申し訳ありません。麻薬犬の反応は間違ってしまったようです。よくあることなので、ご了承ください。
何に反応したのでしょうか?“と、愛想笑いの表情で私を見ている。
若い審査官は、恐縮している表情に変化した。
“スパルタスロンと言うマラソンに参加したので、たぶんその汗の臭いかもしれませんね!”と、私は適当な言葉を並べていた。
ただちに、机の上に並べられた品々を、若い審査官は手際よくバックに収納している。
私はただ眺めるしかなかった。ようやく容疑が晴れたのが理解できた。
若い審査官の態度も、柔らかくなり丁寧な言葉が口から出ている。
“もうお帰りになっても結構です。ご協力ありがとうございました”と、若い審査官と苦虫年配審査官が並んで、私をお見送りしてくれた。
鉄扉をあけた若い審査官に“お仕事ですからがんばってください♪”と、
大人としてのやさしい言葉を、彼にかけた。
到着ロビーには、仲間が待っていた。
待たせたことをわびて、事情を説明すると
なぜか笑われてしまった。
歩いて数分・・距離にして50メートル離れた部屋に通された。
中に入ると、正面奥に年配のベテラン審査官が、苦虫を噛んだように座っていた。
机が三つ並べられた真ん中に彼はいた。
その部屋の右側の壁に、カーテンで仕切られた区画が三つあった。
仕切られた区画には机と椅子があり、椅子は向かうあうようにニ脚ある。
やはり、これは職務質問だと悟った。
私にあらぬ嫌疑がかけられているのだ。
若い審査官が、“椅子に座ってください。“と、誘導してくれる。
ここは素直に聞くしかない・・・別に人に後指を指される悪事をやっていないので、堂々とした態度で受けることにした。
若い審査官は、厚いクリアーファイルを机に置いた。
ページをめくり嫌疑となる事項が書かれた書面をいちいちと説明する。
”心当たりありません?“と、ページをめくるたびに同じ言葉をかけてくる。
“心当たりありません!”と、私は機械的に答えるのみ。
文面に書かれたことは、麻薬や拳銃、覚せい剤、ポルノ雑誌など違法と思われるすべての事項が記述されていた。
最後のページが終わり、若い審査官は静かに言った・・“麻薬犬があなたの荷物に反応しました。
よって荷物の中をチェックさせていただきます。”
“麻薬犬?“・・・私は、麻薬容疑がかけられていることが、ここで初めて知った。
若い審査官は、荷物のファスナーを明けた。
ファスナーを開ける金属音が、部屋のなかでこだましたように私は聞こえた。
すべての物が、バックから机の上に並べられた。
携行された物を隅々まで調べられた。
そのとき、携帯電話が鳴った。
すでに、到着ロビーで、私を待っているチームメンバーであることはすぐに理解できた。
“携帯電話に出てもよろしいですか?あまりにも遅いので心配した仲間からコールだと思います。”と、許可を得るために質問した。
“申し訳ありませんが、あとにしていただけますか?”若い審査官は、仕事を優先するようだ。
仕方なくコールされるままの携帯電話を横目に、開けられたバックに視線を向けていた。
最後には、私は立たされ”ボ-デーチェック”が,全身隅々まで行われた。足裏から股間や背中など、あらゆるものが対象だ。
あまり気持ちのよいものではないが、容疑を晴らすには我慢するしかない。
約20分程度の取調べが終わった。
先ほどまで苦虫を噛んだような年配の審査官が席を立ち、ことらに寄ってきた。
すぐに表情が柔らかになるのが分かった。
彼は、私の机の前に立った、“申し訳ありません。麻薬犬の反応は間違ってしまったようです。よくあることなので、ご了承ください。
何に反応したのでしょうか?“と、愛想笑いの表情で私を見ている。
若い審査官は、恐縮している表情に変化した。
“スパルタスロンと言うマラソンに参加したので、たぶんその汗の臭いかもしれませんね!”と、私は適当な言葉を並べていた。
ただちに、机の上に並べられた品々を、若い審査官は手際よくバックに収納している。
私はただ眺めるしかなかった。ようやく容疑が晴れたのが理解できた。
若い審査官の態度も、柔らかくなり丁寧な言葉が口から出ている。
“もうお帰りになっても結構です。ご協力ありがとうございました”と、若い審査官と苦虫年配審査官が並んで、私をお見送りしてくれた。
鉄扉をあけた若い審査官に“お仕事ですからがんばってください♪”と、
大人としてのやさしい言葉を、彼にかけた。
到着ロビーには、仲間が待っていた。
待たせたことをわびて、事情を説明すると
なぜか笑われてしまった。
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