走れる喜びを感じて
過日、故障した右膝の検査に某大学病院を訪問した。
月一度の経過検査なのだが、その診断結果が出た。
ようやく完治したとの診断だった。
昨年11月に故障して本日までの苦闘がようやく報われた気がして、少し目頭が熱くなった。
思い起こせば、それ以降はリハビリの毎日。
僕にとっては走ることは日常生活の一部・・・歯を磨き、顔を洗い、髪を整える。
そんな日課の一部なんだ。
それが突然走れなくなった。さらに歩行もできなくなった。
痛みをいつも気にしながらのジムでのトレーニング。
走れないので少しでも身体を鍛える毎日。
本当に痛かったし、肉体もそうだったが精神的にも痛かった。
さくら道国際ネイチャーランが4月に行われた。桜の季節で想い深い大会であったが、膝のことを考えるとスタートラインに立つべきでなかった。
だけど、立ちたかった。
どんなことでもその結果を受け入れる準備ができていた。
言い訳はすまい。
やっぱり膝の痛みに泣かされた。
そして途中で走ることを諦めることはしなかった。
絶対に自分から諦めることしたくなかった。
最初の関門時間が迫り、どう考えても残りの距離と時間、そして今の状態を考えると無理であった。
ここで初めて僕は自らリタイアを宣言した。でも、心はすがすがしく走れたことに満足だった。
そして、もうこの舞台にはもどれないかもしれないとも思った。
あなたの故障した右膝は完治しました。
そんな言葉がようやく聞ける喜び・・・・ようやく日常生活が戻ってきた。
健康な身体と生きる喜びを改めて知る昨日だった。
雨は強く降っていた。
でも、心は喜びでいっぱいでこんな楽しい一日はなかったね。
これからも走りを通じて、いろんな感情と感動があると信じている。
これまで僕の故障した右膝で、いろいろとご心配をかけました。
どうやら完治したとの医者の診断を頂くことができました。
本当にありがとうございました。
感
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