2016故白潟道j博さん追悼ラン:遍路道での出会い

讃岐街道を歩けば遍路道に



徳島阿波の人々は生半可でない。
何が??そのホスピタリティーに感服した!



噂には聞いていた。
お接待
四国遍路の聖地
遍路道



同行二人
つまり
遍路する人には、空海様が宿っていると信じていらしい。
俗世の私が 遍路することで空海様と同じ人間に讃岐の人は映るらし。


私の同行者は空海様ではない。
いやその一部かもしれない。

9割は
昨年10月に肺癌で亡くなれた故白潟道博さんである。
実家の松山まで巡礼しながら遍路道を進めば、すなわち私も俄なお遍路さんに変身するのだ。

四国の人はお遍路さんに施しをすることにより、自らも空海様から施される。
そこには空海様の残影が、四国の人には見えるのだろう。

道に迷って困っている時や

優しい言葉をかけてくれる。

”どうしましたか?”
”どちらに行きますか?”
”暑いでしょう・?”

”元気ですか?”

と他愛のない言葉をかけてくれる。


私も遍路さんであるように思える節がある。

白色のゼッケンに同行二人とマジックで書いて、前にも後ろにぶら下げている。



施しは四国の人にとって当たり前で、自らの行いをすることで自らを清められると
信じている。


この施しの伝統が、四国巡礼の魅力のひとつだ。

車やバスで移動するだけでは味わえない歩き遍路さんには
絶対にわからない四国の人たちの気持ちが理解できないし、残念ながらつまらない巡礼になる他にならない。




一番印象的な出来事に遭遇した。
遍路道は讃岐街道と同じ道でもある。

阿波の田園地帯を走っていうると農作業をしている老婆やお年寄りが必ず声をかけてくれる。

お茶を飲んで行け!
缶ジュースやお団子など手渡してくれる。


施しが終わると

両手を合わせて
静かに目を閉じて
腰を曲げて

祈りを捧げてくれる。

俗物の私に手を合わせて深淵の祈りが続く。

それが阿波や讃岐の人々の祈りである。ko 



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