Shikoku Pilgrimage 四国霊場108番所巡礼乃旅1400km 巡礼者として


Shikoku Pilgrimage 
四国霊場108番所巡礼乃旅1400km 巡礼者として


四国遍路八十八箇所+四国別格20霊場1400km 野宿巡礼走り旅



はじめに

このたび四国霊場を、野宿しながら通しで巡礼走り旅に出ました。

2016年5月17日午前7時に第1番札所霊山寺午前7時を出旅して、
同年6月7日午前8時前に第88番札所大窪寺に巡拝して, ようやく長い旅路の後に結願することができました。

四国霊場八十八ヶ所に四国別格20霊場を加えて、四国一周すると総延長距離は1400kmを超えます。

当然、平地だけでなく山間部も多く起伏の激しい巡礼道を 自分の脚力のみで結願を目指します。


そうです!

おへんろさんとして巡礼者として 、ひとつの想いをもって非日常的な時間を得たくて
無心に走りそして単純に歩きました。

その野宿を通じての巡礼走り旅を綴ります。

1.発心

2015年10月にチームメイト:白潟道博さんが肺癌のために享年48歳でお亡くなりました。


約3年間の闘病生活でした。身体に毒な抗癌剤と闘い

その影響からで骨はもろくなり、髪は抜けて歯もボロボロとなり、あらゆる苦痛と吐き

気、体力疲労、・・・・不安と絶望、孤独と闘いの日々


逝ってしまった彼。僕も本当に悔しい!


本当に、彼は悔しかったこと思います。
タバコも酒も好きでない彼が、なぜ肺癌に??
本人も驚いたはずです。

彼は健康管理に人一倍に留意していました。毎年の会社の健康診断は欠かすことなく
人間ドックも例年受診していました。もちろん、ガン検診も怠ることもありません。
その彼が・・・なぜ?

彼の実家は四国は愛媛県松山市。

四国といえば四国霊場八十八ヶ所巡拝が有名です。

亡き友を弔うために、ただ墓参りするがけでは物足りない。

そうだ!


四国といえば四国霊場だ! やはり四国霊場巡拝の旅を決断するまでに時間はかかりませんでした。


やっぱり!

四国巡礼八十八ヶ所を巡拝しよう!
だが、単に歩くだけの巡礼ではやはり物足りない。 ウルトラランナーとし自負する私にはランニングしながらの巡拝が一番納得できるスタイルです。
また、四国番外20霊場も追加することにしました。


決めたんです!四国霊場のすべて巡拝してやると・・・!
その総延長距離は1400kmを越える。


そして起伏の激しい山間部もあり 距離だけでは計り知れない困難さが予想される。 しかし、ただ漫然として走り旅をしても意味がありません。



ウルトラランナーとしてここで目標を立てます。

①一日最低60kmを走ること。

②20日以内で結願すること。

この2つです。




2.旅程:





スタート:2016年5月7日 第一番札所霊山寺午前7時

ゴール:2016年6月5日  第88番札所大窪寺巡拝でゴール(四国番外20霊場含)
 
総延長距離約:1400km


3.遍路道:


四国八十八ヶ所+四国別格20霊場1400km

僕にとって四国遍路は初めての経験です。巡礼するにも作法などの仕来りがあるので、まずここから学習することになります。 事前にネット等で検索しながら初心者としての心構を整えて おへんろさんとしての自覚を得ることに努めました。

4.コース(遍路道) :

四国霊場八十八箇所と四国番外20霊場を辿ります。 四国一周としては遍路の言葉で「順打ち」にしました。 理由は初めての四国霊場であり、また経験が不足していると自覚しているからに他なりません。 ※順打ちとは* お遍路で各札所に巡拝することを「打つ」といい、四国を時計まわりに巡ることを「順打ち」、反時計まわりに巡ることを「逆打ち」といいます。  

一般的には「順打ち」が基本とされていますが、「逆打ち」の方が功徳が大きいとされています。その理由としては、弘法大師が順打ちで四国を巡っていることから、逆打ちのほうが大師に出会いやすいということ、へんろ道が順打ちを基本として作られている為、逆打ちのほうが巡礼することが難しいとされている為です。
実際にへんろ道では案内板や道しるべが順打ちを基本に設置されている為、逆打ちは初心者の方には巡拝が難しいと経験的に僕は思います。

   4-1四国八十八箇所*の道
http://gpscycling.net/tokaido/henro.html

四国八十八箇所は、四国にある空海(弘法大師)ゆかりの88か所の寺院の総称で、四国霊場の最も代表的な札所である。 単に八十八箇所ともいい、あるいはお四国さん、あるいは本四国ともいわれている。

  4-2四国番外20霊場の道
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1gTqFJPYCB1zuX2AGf1wm2F3zRXY&hl=en_US

空海(弘法大師)は四国に、四国八十八箇所のほかにも数多くの足跡を残されています。
四国八十八箇所に四国別格二十霊場を加えると百八となり、人間の百八煩悩と同じになることから「煩悩を滅するのもよし」と、この霊場を四国八十八箇所と合わせて参拝することで亡き友への巡礼の走り旅としました。



5.野 宿
 
四国霊場を走り旅では、基本的に野宿としました。
巡礼とは野宿と表裏一体であると僕は考えるからです。
経済的負担も大きいこともその理由ですが、 ホテルや民宿などの宿泊施設を利用することは、僕にとっては 観光であり、またハイキングのような手軽な歩き旅に映るのです。
確かに路上やベンチに寝るよりも、このような宿泊施設を利用すれば 快適であり疲労も軽減できるはずです。 お風呂に浸かれば汗臭さも抜けて心からさっぱりと開放されるます。
しかし、本来の巡礼者とはもっと精神的な物であり 自分の限界を極端に突き詰めた行動です。

必要最低限の物を担ぎ、泥のように眠り 汗臭い衣服に鼻をつまみ姿こそが巡礼者の称号を与えあらると僕は確信します。

また、一日の走るペースでは予約した宿まで辿りつけないかもしれません。そんな理由で午後3時過ぎから宿への予約を電話することになりますが、これが本当に面倒くさい。 宿が満室の場合には何度も宿に電話をかけるはめになるわけです。

野宿は本当に自由です。 行きたい場所まで行き、疲れたらどこでも寝る。 欲をいえば軒下であればどこでもいいのです。 巡礼者とは心も身体も自由さを要求されます。だから 僕は野宿を選択しました。


6.装 備 

野宿を基本としてますので寝袋・マットは必須です。


6-1:電子機器**
日々SNSなどに近況を更新するのでノートパソコン(バッテリーも兼ねる)、スマートフォン、付随のアクセサリー等



6-2:衣類等
着替えやソックス等は、速乾性のある各2セットを用意しました。 片方を洗濯すれば、一方を着用します。タオルは現地購入しました。

6-3洗面道具
グルーミング類(歯磨きペイスト・歯ブラシ・櫛・100髭剃り・石鹸)


6-4金剛杖
金剛杖はへんろさんの必須アイテムです。
これがないとただの浮浪者として見られ、必ずお巡りさんに職務質問されます。 無駄なリスクは迴避しなければなりません。


6-5雨具等
雨対策としては、ビニール傘のみ。後日現地コンビニで防寒対策も兼ねて上下カッパを購入しました。
傘をさして走るスタイルが、僕にとって一番の選択です。
リックは上カッパをかぶせて雨粒対策としました。
このスタイルだと蒸せることことなく快適です。足元は多少濡れますが苦にはなりません。


6-6ヘッドランプ等
夜間移動にはヘッドランプは、
山岳部や街灯の無い時間帯も行動するので必須アイテムです。
できればLDEライトが一番オススメです。


7.まとめ
荷物の重さは約13kgで、この重さを担ぎ1400kmを走ることがどれだけ困難か理解できると思います。
さらに雨に濡れるて水分が浸透した荷物はさらに重量を増し、僕の両肩を剔ることになります。

(引用:ウィキペディア)
つづく




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