俺の人間観について。
これはちゃんと最後まで読んでほしい。俺の人間観について。
さて、俺は基本的に人間を信頼してない。
例えば、友人や知り合いが悪い事をしてメディアでバッシングされたとする。
「あの人は絶対にそんな事する人じゃない」
「俺は最後までアイツを信じる」
とか口が裂けても言えない。なぜなら、
俺は人間が弱い生き物だと知っているから。
どれだけ立派な人間でも魔が差す事はある。
第一に、人間は環境に強く影響される。特殊な環境下に置かれ、普段なら絶対に取らないであろう行動を取ってしまうような外圧が高いとき、人間の自制心やモラルなんてもんは簡単に崩れ去る。俺にも自制心とモラルはあるが、今後の人生で自分が自制心やモラルに反する事を絶対にしないなんていう自信は一切ない。自分の事すら確信が持てないのに、他者に確信など持てるはずがない。俺が悪い事をしなくて済んでいるのは、環境に恵まれているから。こっち側と向こう側なんて、紙一重だと思っている。
第二に、人間の脳は暴走する事がある。慢性的な睡眠不足だったり、ストレスがかかりすぎたりしていると、自分自身の制御が効かなくなる。制御が効くのであればアルコール依存症も摂食障害も存在しないはずだ。人間には、正しいと思っているわけでもないしやりたいと思っているわけでもないのに、その行為を避けられない、どうしてもやってしまうという事が往々にしてあるのだ。そこに論理は存在しない。そういうもんなのだ。
第三に、他人が腹の底で何を考えているかなんて絶対にわからない。絶対にだ。
ということで、俺は基本的に人間を信じてない。なんなら、自分の事すら信じられていない。
では、俺は人間が嫌いなのか?というと、そんな事はない。むしろ、大好きだ。
人間という存在をこのようなスタンスで捉えており、過度に信頼・期待していないので、俺の他者に対する許容範囲はムチャクチャ広い。(もちろん限度はある)
悪い事をやらかした人に対しても、
「そういう事ってあるよね」
「説明できない事ってあるよね」
「つらかったよね。またこれから気楽にがんばっていこうね」
といった感じでゆる〜く対応できる。一回の過ちでその人の人格を全否定したり、見限ったりするなんて事もしない。
強い信頼よりも広い許容。それが俺の人間観のベース。
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