トライアウト;試されるとき

先日、プロ野球で戦力外の通告を受けた選手が各球団に最後のPRをする合同トライアウトがありました。

ここでのプレーが良かったり、まだウチのチームなら現役でやれると判断されれば
またもう一度プロ野球の選手として復活できる制度です。
しかし現実的にはここでの結果からもう一度採用されるケースは非常に少ないようです。

すでに内定が決まっているか引退試合の意味合いが大きく参加する選手もその覚悟でこの試合に臨んでいるとの事。
このトライアウトに参加する事なくプロ野球選手として生きる事を断念し新しい道を探す方も多いです。
ドラフトがあって新しい戦力となる選手が入団すればその数と同じくらい退団したり引退する選手がいます。
中には高卒から入団して2~3年しか経っていない選手でも突然通告される事も珍しくありません。
結婚して子供が生まれたばかりなのに戦力外通告を受けて一気に収入がない状態になる場合も。

野球に限らず華々しいイメージがあるプロスポーツの世界。
しかし実際のところ最後の最後まで現役でプレーできる選手はほんの一握りしかいません。

プロ選手ではなく社会人や独立リーグのチームから声がかかり新たな野球人生を歩むケースもありますが、わずか少数。
自分がこの世界にいたいと強く思っても結果を出せなければ退場せざるを得ない厳しい世界ですね。
毎年このトライアウトの時期になると本当にそう感じます。
プロスポーツの世界に限らず公務員や大企業に勤めていても安泰とは言えない今の時代。
どのポジションに自分がいようとも評価者に対して価値を提供する事ができなければ
そこで生きていく事はできないという現実を思い知らされます。
ただそうなってしまった時に自分がどう捉えるかで次のステージも全然変わってくるとも思います。

何でこんな結果になってしまったんだ。
と嘆くのではなく
どうすればこの危機を乗り越えられるか。

この経験を生かして次はどう行動していくか、のマインドで前に進んでいくしかないなと思いました。












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