マジ ヤバい メチャ を連発するお前に

「汚い日本語」という表現を、どういった点が「汚い」と捉えられるのか、言語学的な側面も踏まえて解説します。

​「汚い日本語」の多義性

​「汚い日本語」という言葉は、非常に多義的で、人によって捉え方が異なります。大きく分けて、以下の3つの側面が考えられます。

​1. 卑語・俗語の使用

​いわゆる「汚い言葉」や「品のない言葉」とされるものです。

  • 具体例: 「くそ」「マジ」「ヤバい」「メチャ」など。
  • 解説: これらの言葉は、フォーマルな場面や丁寧なコミュニケーションには不適切とされます。しかし、友人同士の会話や特定のサブカルチャーの中では、感情を強調したり、親近感を示すための重要な役割を果たすこともあります。

​2. 文法的・論理的な乱れ

​標準的な日本語の文法や論理構造から逸脱していることを指します。

  • 具体例: 主語や述語が省略されすぎている、接続詞が不自然、語順がめちゃくちゃ、など。
  • 解説: 書き言葉として論理的な整合性を欠いているため、聞き手や読み手にとって意味を理解しにくいという問題が生じます。

​3. 不快感を与える表現

​相手を侮辱したり、不快にさせたりする言葉遣いです。

  • 具体例: 差別的な言葉、罵倒語、攻撃的な表現など。
  • 解説: これは、単に言葉の品格の問題だけでなく、倫理的な問題や社会的な問題に発展する可能性もあります。

​文体としての「汚さ」

​ご提示いただいた文章では、特に1つ目の**「卑語・俗語の使用」と、意図的な「文法的・論理的な乱れ」**を組み合わせることで、「汚い日本語」という文体が作り出されています。

  • 「マジで」「メチャクチャに」: これらは口語表現であり、文章に使うと、フォーマルさや品格が失われた印象を与えます。
  • 「粘っこい、生きてるみたいな匂い」: 匂いを主観的かつ具体的に描写することで、読み手の五感に直接訴えかけ、文章全体に生々しい、あるいは荒々しい印象を与えます。
  • 「ドブの匂いでもない、なんかこう」: この「なんかこう」という表現は、明確な言葉で言い表せない感覚をそのまま提示することで、話し手の戸惑いや生の感情を表現しています。

​これらの要素が、一般的に美しいとされる文学的な表現とは対照的な、ある種の**「生の感情」「荒々しいリアリティ」**を表現する文体として機能していると言えます。

​「汚い日本語」連発するお前に

不愉快を覚えるし知性も欠落している。

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