やっぱり一番感じるのは健康の大切さ

病人になってみると、健康なときは気づかなかったことにたくさん気づくのですが、やっぱり一番感じるのは健康の大切さです。
ただ、健康というのは身体的なものではなく、心の健康です。いろんな患者さんにお会いして感じることは、車椅子になろうが杖だろうがガンだろうが、身体的に制限ができる病気になっても、心が健康であればなんとかなるという事実です。心が折れていいことはありません。
身体的な健康は病気が蝕んでいきます、体も骨は脆くなり、コケると骨折する危険があり、体力は高齢者と変わらないような状態です。これはもう仕方がないことなので早々にあきらめてます。台風で電車が止まるようなものです、怒ってもイライラしても仕方ないので、あきらめてます。それなら台風をたのしみます。





わかりやすくいえば、入れ歯をくっつけるポリデントのCMの世界観です。入れ歯だけど美味しいものを気の合う友達と食べて、ガハガハ笑っててたのしそうでしょ、ああいうことです。
しかし心の健康を悪化させるのは、全てにおいて人間関係です。病気が心を崩すわけじゃありません。いろんな人の悩みにふれて感じることですが、悩みの根底にあるのは、すべて人間関係です、人間は人間によっていとも簡単に心が崩されます。
あなたもうつ病になって心の健康の大切さを感じているとおもうんですけど、合わない人と無理に合わせるとやっぱり心の健康を崩しちゃうんですよね。仕事で義務感や責任感、後輩のためをおもって自分が我慢してがんばったことなんだけど、やっぱり一番大切なのはあなたの心の健康と人生ですよ。合わない後輩の人生ではありません。
これはあくまでぼくの場合ですけど、健康なころは仕事関係などでどうしても合わない人に対して「〇〇だから、あなたのことが嫌いです」とはっきり表明していました。基本的に、これで相手からぼくを避けてくれます。ときには牙をみせることも有効です。
もちろんぼくの性格や仕事内容も関係するので、2回目ですけどあくまでぼくの場合です。あなたにあった方法はあなたにしかわかりません。今回の経験を生かすことで、あなたらしいやり方がきっと見つかるとおもいます。


はたのひろし







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